外国為替証拠金取引の全般とくりっく365の特徴を解説しています。
1998年の改正外為法の施行以降、取引を規制する法律や監督官庁がなかったため、一部の悪質な取引業者と投資家とのトラブルが急増し、健全な市場作りの必要性が叫ばれていました。これを受け、外国為替証拠金取引を規制する改正金融先物取引法が2005年7月に施行され、取引業者の登録義務や財務基盤の健全性の確保、希望しない顧客に対する取引勧誘の禁止などの悪質な業者の排除を目的とするルールが定められました。その後も外国為替証拠金取引の公的な市場の開設、金融商品取引法の施工による投資家保護の強化など安心して取引ができる金融商品に発展するための対策がとられています。
外国為替証拠金取引の他の金融商品と異なる特徴
・外国為替は、世界中で取引されており、ほぼ24時間いつでも取引ができます。
・外貨預金と異なり少ない資金で大きく運用すること(レバレッジ取引)ができます。
・円安にならないと為替利益が得られない外貨預金などと異なり、円安でも円高でも利益を狙うことが可能です。
外国為替証拠金取引のリスク
・価格変動リスク、金利変動リスク、信用リスク、流動性リスク、システム障害リスクなどが存在します。
外国為替証拠金取引にかかるコスト
手数料(委託手数料)、スプレッド、スワップポイント、所得税・住民税、その他費用といったコストを合計したものとなります。業者選択時には、手数料だけでなく、総合したコストの低い業者を選択しましょう。
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この外国為替証拠金取引には2種類あって、公的な市場で行われる取引所取引(くりっく365)と店頭で行われる非取引所取引(店頭取引)があります。
くりっく365とは前者の公的な市場で行われる取引所取引のことを言います。ではこの2種類の取引はどのように異なるのかを簡単に比較して見ましょう。
「取引価格」
くりっく365:価格のみならず、売買可能な数量も取引所によって提示されるので透明性が高いといえます。
店頭取引:業者が売買価格を提示する取引です。売買価格の決定方法が開示されていなかったり、スプレッド(売り気配と買い気配の差)が相当広い場合もあります。
「スワップポイント」
くりっく365:同一通貨の建玉については、受取金額、支払金額ともに同額となります。
店頭取引:多くの業者は、投資家側の受取金額を少なく、支払金額を多く設定しています。
「取引時間」
くりっく365:原則として、土曜日・日曜日・元日を除く毎日、約24時間いつでも取引を行うことが可能です。
店頭取引:業者によって、取引をおこなえない日や、時間帯が設定されていることがあります。
「税金」
くりっく365:雑所得に区分されます(申告分離課税方式が適用されます。税率は一律20%です)。
株式先物・商品先物等との損益通算や損失の翌年度以降への繰越を行うことができます。
店頭取引:雑所得に区分されます(総合課税方式が適用されます。税率は所得により異なり、最高税率は50%です)。
株式先物・商品先物等との損益通算や損失の翌年度以降への繰越は行うことができません。
「取扱業者」
くりっく365:金融商品取引法と取引所の基準の両方を満たし、取引所からくりっく365の取引資格を取得した業者のみ取扱ができます。
店頭取引:金融商品取引法の基準を満たし、金融庁(財務局を含む)に登録した業者となります。
外国為替証拠金取引を行うにあたっては、業者登録が義務付けられています。
「取引の相手方」
くりっく365:取引所が最終的な取引の相手方となります。
くりっく365取扱業者が破綻しても、くりっく365で保有しているポジションについては、原則として未決済の利益を確定すること、他の業者にポジションを移管することが可能です。
店頭取引:業者が取引の相手方となります。
業者が破綻した場合、取引の相手方がいなくなるため、未決済の利益については確定できない可能性があります。
「証拠金の保護」
くりっく365:業者は証拠金の全額を取引所に預託する義務があり、預託された証拠金は取引所により分別保管されます。業者が破綻した場合でも、取引所に預託された証拠金は原則として全額返却されます。
店頭取引:金融商品取引法で、業者における証拠金等の管理方法(区分預託義務及び預託方法等)を定めていますが、業者により証拠金等の預託方法等取り扱いが異なりますので、万一、業者が破綻した場合における証拠金等の保全について各業者への確認が必要です。
※参考「株式用語の解説」
建玉:オプション取引、信用取引、先物取引で、未決済になっている契約総数のことをいいます。
スワップ:予め合意している数式にしたがって求められた現金収支を交換する取引のことをいいます。金融取引の代表としては、通貨スワップと金利スワップがあります。
レバレッジ効果:レバレッジとは「てこ」のことで小さい力を大きい力にかえる仕掛けをいいますが、これにみたてて、少ない資金で多くの利益を期待できることをいいます。
スプレッド:2つの商品における金利差や価格差のことをいいます。売値と買値の差が大きければ、大きいほど市場の流動性が、不足していると考えられます。
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